シャイン（2007年生、母パリスセイリュウ）

シャイン（2007年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝く」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時11歳）と交配したパリスセイリュウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回。2010年のシンザン記念(G3)で2着に入った他、2009年の中京2歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月21日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたダノンパッション決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルカリバーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルアクアに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月13日、中9週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオルレアンノオトメに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2010年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ガルボに交わされて3馬身差の2着となった。

2月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月18日、中8週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

10月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの2010ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2011年）

2月20日、中7週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

11月12日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2011ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

5歳（2012年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

8月26日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月16日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川島信二騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。