ジャドール（2004年生、母イージーラヴァー）

ジャドール（2004年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大好き（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したイージーラヴァーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の出雲崎特別(500万下)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月29日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクランエンブレムに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2007年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したコマンドールクロスにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月26日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサニーラブカフェをハナ差振り切って断トツ人気に応えた。

10月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったウィストラムにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2008年）

3月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月13日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダーポデリオに1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

9月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2009年）

3月15日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したシルクイーグルにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

8月1日、中8週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。