フジノシルエット（1990年生、母フジノエンジェル）

フジノシルエット（1990年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトーアファルコン（当時9歳）と交配したフジノエンジェルが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は福島県、生産者は松本泰。戦績は、中央平地16戦0勝、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年のプリムラ特別。

経歴

デビュー前

川村昭男厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1992年）

9月25日、デビュー戦は小林照男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は441kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったインデアンスターから3馬身差の2着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のユーワビギンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のポインセチア特別 2組（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林照男騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったボールドリッチから2馬身差の2着となった。

12月28日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の千両特別（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（1993年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦の若竹特別一（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林照男騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた6戦目は、伊藤健児騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもくれん特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のプリムラ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウファインに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦の関東オークス（川崎ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトアリーナから2馬身半差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月3日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、花園ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

4歳（1994年）

7月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた19戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の潮騒特別（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月26日、中8週で迎えた20戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5歳（1995年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

1月15日、中0週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた25戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月19日、中8週で迎えた26戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた28戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、ぎょしゃ座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた29戦目は、九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。