ホクトスプライト（1996年生、母ホクトビーナス）

ホクトスプライト（1996年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したホクトビーナスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の房総特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月30日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたメジロロンザン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月6日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホッカイインパクトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフリップアップに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた8戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のダンツシャネルに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2000年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチャッターリップスをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

4月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2001年）

1月21日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の房総特別（中山芝1600m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず15着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

12月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤年毅騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず14着に終わった。

6歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた19戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若水賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤年毅騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に敗れた。