アンピトリーテ（2007年生、母スターライトマリー）

アンピトリーテ（2007年6月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「海の神ポセイドンの妻」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したスターライトマリーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は越湖ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、越湖ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

3歳（2010年）

4月11日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

6月5日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月18日、中5週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた5戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモライレローズに約16馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジェットプラーザに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、祝☆直宏かおり結婚記念（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブルースマーチに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月26日、中5週で迎えた11戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月20日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。16着に終わった。

7月2日、中5週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

7月9日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

8月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月25日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。