エイユームーン（2008年生、母ヒヨドリ）

エイユームーン（2008年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋月」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時8歳）と交配したヒヨドリが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月16日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月13日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月20日、中9週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C19（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた8戦目は、一般C18（荒尾ダート950m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C15（荒尾ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリザベートアスクから1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のプレミアムスターに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、工藤榮一厩舎1800勝記念（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリザベートアスクから6馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケージージャッカルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ハイデルベーレに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったスターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したフリークムーンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた27戦目は、はまゆう賞（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたマイソールガイ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、はまぎく賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、すいせん賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた34戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。