ビターココア（2014年生、母ローズドサハラ）

ビターココア（2014年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「苦いココア」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時5歳）と交配したローズドサハラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は2018年の恋路ヶ浜特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

3月26日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月30日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラインポレールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピーナッツバターに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイキセキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2018年）

4月11日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラインポレールに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンレイハリケーンに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。