トリプルラブ（2002年生、母ハートフルスピーチ）

トリプルラブ（2002年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三冠レースに出走できるように＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時7歳）と交配したハートフルスピーチが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方2戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、リバーヴァレーファームから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、長塩豊によって346.5万円で落札された。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月12日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

10月31日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（2005年）

2月6日、中8週で迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月3日、中7週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月30日、中5週で迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

9月3日、中4週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月1日、中5週で迎えた14戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。