ブレイクオブドーン（2002年生、母ヤヨイビジン）

ブレイクオブドーン（2002年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「明け方、新しい時代の幕開けを担う」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時10歳）と交配したヤヨイビジンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の津軽海峡特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤコフラッシュに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウルフボーイに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスーパーチャンスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2007年）

7月1日、約24か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。