トーセンエトワール（2008年生、母グリーンレディ）

トーセンエトワール（2008年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋星（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のStreet Cry（当時10歳）と交配したグリーンレディが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地5戦1勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ダーレー・ジャパンから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって2,625万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノカーリーを異次元の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2011年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

4歳（2012年）

10月20日、約21か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

5歳（2013年）

1月22日、中4週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月25日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はサクラシエラと並んで1着同着となった。

4月22日、中3週で迎えた9戦目は、たて座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブミークリームをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

6月7日、中6週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、少々速いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた11戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコイスルオトメにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月14日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナチュレルギエムを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って4勝目をつかんだ。

9月17日、中4週で迎えた13戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。