キンショーナデシコ（2012年生、母エレガントマリー）

キンショーナデシコ（2012年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花の名」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時20歳）と交配したエレガントマリーが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上C3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって105万円で落札された。2歳のとき、奥山博から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中地エージェンシーによって702万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月12日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月21日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた7戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2016年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月30日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラムナスに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（14戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミキシングスカイを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

12月22日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（16戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5歳（2017年）

4月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で廣瀬航騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で廣瀬航騎手（18戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプリングブレンドを豪快な末脚で3/4馬身差し切って制した。

6月7日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で廣瀬航騎手（19戦3勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で廣瀬航騎手（20戦3勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で廣瀬航騎手（21戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた31戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で廣瀬航騎手（22戦3勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で廣瀬航騎手（23戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。