ダイゴブラザー（1992年生、母ヒカルタリヤ）

ダイゴブラザー（1992年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のキタサンブルー（当時8歳）と交配したヒカルタリヤが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は岩手県、生産者は吉田元一。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月18日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた2戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アサクサオペラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中1週で迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンモアマイタイムに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた5戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクライムアスカを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1995年）

4月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた10戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、梨花賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、梨花賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で頼本盛行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。