キンシスター（2006年生、母ウルトラビューティ）

キンシスター（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋星」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時19歳）と交配したウルトラビューティが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は金球美。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金宏二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、金宏二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって210万円で落札された。2歳のとき、大作ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、若草クラブによって1,008万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、サンライズエルソルに交わされて5馬身差の2着となった。

2月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったファイアーアップに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月15日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月30日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。