タヤスアズサ（2000年生、母アズサパワー）

タヤスアズサ（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部（牝馬らしい響きである事から）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時13歳）と交配したアズサパワーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

2歳のとき、上野育成牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、横瀬兼二によって997.5万円で落札された。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3歳（2003年）

8月31日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月30日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。