ブラックヒーロー（1998年生、母フレンチハッピー）

ブラックヒーロー（1998年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時5歳）と交配したフレンチハッピーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）林農場。戦績は、中央平地23戦0勝、中央障害1戦0勝、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2001年のパンジー賞。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月4日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3歳（2001年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた5戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンメイワンダーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月14日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた14戦目は、プラタナス賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月29日、連闘で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、黒潮盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2002年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月4日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた23戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた25戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月18日、約7か月の休み明けで迎えた30戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。