フィオレロ（2014年生、母グリーンインディ）

フィオレロ（2014年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さな花（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したグリーンインディが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の一般C3四五六。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（2018年）

4月24日、約9か月の休養明けで迎えた3戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るポートオブコールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ビマジョに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のボナッソーラを半馬身振り切って2勝目を獲得した。