ゼーリムニル（2013年生、母アリアプーラ）

ゼーリムニル（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「北欧神話に登場するイノシシ名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時10歳）と交配したアリアプーラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）高山牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月23日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

5月22日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラップランドを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

6月18日、中3週で迎えた4戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月22日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4歳（2017年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月11日、中6週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5月14日、中6週で迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

10月28日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5歳（2018年）

1月13日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月17日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

11月4日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。