ニシノラヴ（2001年生、母ザリーナ）

ニシノラヴ（2001年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋みんなから愛される馬になってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時14歳）と交配したザリーナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害8戦0勝、地方6戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月20日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラセレーネに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のウインターフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

4歳（2005年）

3月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月2日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた13戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木慶太騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた19戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2006年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般A6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた21戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノボリダイナミックを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

5月22日、中3週で迎えた24戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。