カワキタバンスイ（1993年生、母イッキュウヤヨイ）

カワキタバンスイ（1993年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時18歳）と交配したイッキュウヤヨイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地41戦2勝2着3回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエブリアスユーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、逃げるフリークロバリーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクサンウイナーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

10月7日、中4週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月18日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

11月17日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

4歳（1997年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

1月26日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったプロジェクターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のターフエフォートをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月15日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた23戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の有松特別（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた28戦目は、サマーチャレンジカップ（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は村山明騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスナークジュニアーから4馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月11日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（1998年）

5月24日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月3日、中0週で迎えた34戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた36戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた39戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村山明騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6歳（1999年）

5月30日、約6か月の休み明けで迎えた41戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（10戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた42戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

8月29日、中9週で迎えた43戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。