ニホンピロソフィア（1984年生、母ニホンピロカホウ）

ニホンピロソフィア（1984年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマンオブビイジヨン（当時8歳）と交配したニホンピロカホウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

服部正利厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月7日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーワルピナスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（1988年）

7月23日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月14日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5歳（1989年）

7月2日、約10か月半の休み明けで迎えた8戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた9戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。