エルプレジデンテ（2006年生、母リボンストロベリー）

エルプレジデンテ（2006年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペイン語で『大統領』という意味のカクテル。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時6歳）と交配したリボンストロベリーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地27戦0勝2着3回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月30日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入った。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入った。

4月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったトーセンペトリュスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はテーオージュピターと並んで2着同着となった。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月16日、中6週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイナズマガイアを豪快な末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2010年）

2月18日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウケイシャインを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7月11日、中4週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月21日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2011年）

2月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月19日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の香椎特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた23戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったテキーラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の金倉山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の紫竹山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の三萩野特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。