ヴァリオーサ（2022年生、母ディヴィナプレシオーサ）

ヴァリオーサ（2022年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「貴重な(西)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したディヴィナプレシオーサが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月2日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月22日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3歳（2025年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、森田誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田誠也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシュネーグロッケンにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

5月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森田誠也騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエーデルワイスを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。