ツクバナイス（1988年生、母オークラマコト）

Tsukuba Nice

1988.03.13

ツクバナイス（1988年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時19歳）と交配したオークラマコトが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

11月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたジャニス決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネハボマイを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

1月6日、中5週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月26日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、柴田弘之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金華山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月7日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に48.5kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。