エルウェーグラス（1996年生、母サーティングロー）

Elway Grass

1996.04.29

エルウェーグラス（1996年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時12歳）と交配したサーティングローが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

7月31日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は538kg。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トーワスキーに半馬身交わされて2着となった。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて5着に敗れた。

10月24日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシルククラシックをクビ差振り切って初白星を挙げた。