フジワンリサコ（1994年生、母ミスティホワイト）

Fuji One Risako

1994.04.09

フジワンリサコ（1994年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時10歳）と交配したミスティホワイトが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（1997年）

5月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月5日、連闘で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のターフメモリーランを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月21日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4歳（1998年）

4月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。