ザピストルカジノ（2002年生、母ドレスウェル）

ザピストルカジノ（2002年2月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピストル＋賭博場（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したドレスウェルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤巻則弘。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

上田二郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2004年）

8月13日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は477kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカリウィニングに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳T1（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて3着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月4日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

1月1日、中3週で迎えた8戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳T2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳F11（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレシャーロックに1馬身の差をつけて優勝

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上C3-2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマスノリュウヒメに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウントリッチに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

10月19日、中2週で迎えた16戦目は、日本盛カップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、丹波市合併1周年記念杯（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、報知中津特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョーキャプテンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

4月5日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。