ワナビーザベスト（2010年生、母シャープキック）

ワナビーザベスト（2010年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最上になりたい」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時16歳）と交配したシャープキックが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

5歳のとき、ノーザンファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2013年）

3月3日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月29日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアンレールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。