オンワードアリーテ（2004年生、母オンワードセイント）

オンワードアリーテ（2004年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋アニメ『アリーテ姫』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時14歳）と交配したオンワードセイントが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、中央障害11戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

7歳のとき、オンワード牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、北島牧場によって105万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月28日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3歳（2007年）

1月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた7戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったグランデスピリッツに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、6着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

4歳（2008年）

3月8日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた16戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月26日、中6週で迎えた21戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた22戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のアポロノサトリに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。