フリッカージャブ（2022年生、母ナイキトリック）

フリッカージャブ（2022年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボクシングのパンチの一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサートゥルナーリア（当時6歳）と交配したナイキトリックが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山拓樹。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

西園翔太厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月13日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、レモンバームに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンラリーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2025年）

1月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月5日、中9週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のウィンストンに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインブロリオに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月18日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のソルトクィーンに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。