オンソク（2000年生、母ロッチダンス）

オンソク（2000年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「音速」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンシャック（当時9歳）と交配したロッチダンスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦3勝2着1回。2003年の白百合特別(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中村憲和厩舎（宇都宮）へ入厩。

2歳（2002年）

9月15日、デビュー戦は鈴木正騎手を鞍上に据えて、2歳戦のしもつけ若駒（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーギャロップに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（足利ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベラミストロングから7馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

3歳（2003年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（宇都宮ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の白百合特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木正騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の北関東オークス（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木正騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木正騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノセダンをハナ差制して2勝目を奪取した。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木正騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1イ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木正騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木正騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアルファアーサに3/4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のもみじ特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木正騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木正騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2004年）

10月28日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた15戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月30日、中8週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5歳（2005年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、プラスミック賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2-3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた19戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。