リリアンローズ（2015年生、母リリアンタイム）

リリアンローズ（2015年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋バラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したリリアンタイムが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月2日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2018年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦の冬将軍賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

6月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月25日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

9月2日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったメイプルグレイトに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のファイアクリスタルに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファーベライトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のナリタクローネを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2019年）

1月20日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月16日、中7週で迎えた15戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。