アンルーリー（2010年生、母サイレントベッド）

アンルーリー（2010年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「手におえないおてんば娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のチーフベアハート（当時17歳）と交配したサイレントベッドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレバーパルマに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

1月26日、中8週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったベリートゥベリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月25日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネオレンジに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中4週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコパノウィリアムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（8戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。