ユキノマーヴェラス（2004年生、母グローリアスレディ）

ユキノマーヴェラス（2004年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋驚くべき」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時11歳）と交配したグローリアスレディが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地28戦1勝、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、井上基之によって1,123.5万円で落札された。

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

6月17日、デビュー戦は増沢由貴子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中8週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

7月29日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のハニーダンサーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月25日、中3週で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の小名浜特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月23日、中8週で迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（2008年）

1月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月24日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

9月6日、中3週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月15日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5歳（2009年）

3月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の美幌特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

10月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6歳（2010年）

2月13日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた29戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月7日、中4週で迎えた30戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた31戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。