ヤマイチリブ（2006年生、母ミスルピナス）

ヤマイチリブ（2006年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋生きる」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したミスルピナスが13歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3歳（2009年）

2月21日、中8週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月24日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のレッドファングをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったレッドボルサリーノに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月27日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4歳（2010年）

4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5歳（2011年）

6月25日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。