ハーコット（2009年生、母アプリコットデュー）

ハーコット（2009年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「杏の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したアプリコットデューが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦4勝2着5回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったイジゲンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のガンガンユコウゼをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月20日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月17日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたレイヴ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったコパノウィリアムにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（9戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったニシノゲイナーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコスモマイギフトを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、デルマヌラリヒョンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月17日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブライアンズオーラに1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

10月13日、中3週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月17日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（14戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイワブレイディを半馬身振り切って4勝目を収める

5歳（2014年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月4日、中5週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月9日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

6歳（2015年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた28戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた29戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた30戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

6月22日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブラゾーハリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた32戦目は、七夕特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月26日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7歳（2016年）

5月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、青葉特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた35戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた36戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、深緑特別（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月27日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。