シンボリドンナー（2008年生、母フリクション）

シンボリドンナー（2008年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋雷（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したフリクションが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず14着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた11戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスターに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンサイレンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るティアップダイヤを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、シルクヱビス賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤千尋騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤千尋騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダークラムに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。