ハヤトボールド（1985年生、母エリモビーバー）

ハヤトボールド（1985年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンボールド（当時9歳）と交配したエリモビーバーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）吉田牧場。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。1987年の九州産3歳特別(オープン)に勝利した他、1987年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松元正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月18日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったビゼンファーストに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のイチライチカラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、岩元市三騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの九州産3歳特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアリンスラッドをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

9月6日、連闘で迎えた5戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は原田聖二騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月3日、中3週で迎えた6戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。