マルヴァジア（2008年生、母ブレイクザレコード）

マルヴァジア（2008年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアワインのぶどう品種名」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時24歳）と交配したブレイクザレコードが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2一。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月19日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、室蘭やきとり賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた9戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブランドノワールをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月30日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったリッツクイーンラブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月21日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で皆川麻由美騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雪/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハヤブサミラクルに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4月16日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた22戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシルクブリッツに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月4日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルオカリーダーに7馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアンディーフロイデに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月30日、中2週で迎えた27戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、黒沢川せせらぎ公園レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。