コードゼット（2007年生、母ヘヴンリーロマンス）

コードゼット（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「暗号Ｚ。最大級のもてなし待遇を示すコード」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したヘヴンリーロマンスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、地方24戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の日暮特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエルブールズにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、伸びてきたダンシングムーン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月7日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

4歳（2011年）

1月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したラッキーサンライズにアタマ差届かず2着となった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、夕蛍賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、千代田区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、はづき特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた18戦目は、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のフィールドキングを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、材木座特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた21戦目は、ハロウィン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したクリスチャンパールにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月18日、中2週で迎えた22戦目は、三里塚特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた24戦目は、カウントダウン2012賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた25戦目は、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた26戦目は、駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したカザリムスビを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、花月夜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた30戦目は、サンケイスポーツ盃（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた32戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた33戦目は、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた34戦目は、菊屋今川焼賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。