デンコウアカシ（2003年生、母インペリアルドール）

デンコウアカシ（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地名」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時7歳）と交配したインペリアルドールが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方34戦1勝2着4回。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月9日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2006年）

10月18日、約12か月の休養明けで迎えた3戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上D7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D7四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上D7四（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（2007年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D6一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般E7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

8月5日、連闘で迎えた13戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた14戦目は、一般E7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた15戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月26日、連闘で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンダーシアトルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シロキタトップガンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般E7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンダーシアトルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般E7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（4戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシロキタトップガンに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、祝・古賀亮平結婚特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた22戦目は、世界で1番美幸が特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた23戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、SJシリーズ第1戦（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた24戦目は、結婚記念2007（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は上田将司騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（8戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた26戦目は、若鮎特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた27戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた28戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた29戦目は、祝・文裕君合格特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（12戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

5歳（2008年）

1月13日、中1週で迎えた30戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた31戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（13戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

2月10日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた33戦目は、生姜に黄色蛍光灯特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（14戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスーパーラビオスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた35戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、牛乳に相談だ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般Eニ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（16戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。