シタマチダンディ（2005年生、母セッテロマーナ）

シタマチダンディ（2005年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「下町のいい男」。毛色は青鹿毛。種牡馬のオース（当時9歳）と交配したセッテロマーナが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地7戦0勝、地方16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、対馬正から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山田春枝によって157.5万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2008年）

3月1日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

6月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、ヒシスラッガーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた11戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、武居さんおつかれさま賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた14戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた15戦目は、砥綿恵三退職記念杯（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月2日、連闘で迎えた16戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したバルムンクにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた18戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、山本ファミリー集合記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトレンドストーリーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。