ハンディスキャナ（1997年生、母スナークミラクル）

ハンディスキャナ（1997年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時9歳）と交配したスナークミラクルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、近藤牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、佐藤伝二によって472.5万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入った。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、シンコウゴールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月1日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のワラクジェダイをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月30日、中0週で迎えた10戦目は、レダ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた14戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。