アルマーザアミール（2021年生、母オーサムフェザー）

アルマーザアミール（2021年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ダイヤモンドの王子様(アラビア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時8歳）と交配したオーサムフェザーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、早野誠によって1億1,000万円で落札された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月8日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3歳（2024年）

2月17日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月20日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月16日、中7週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

8月11日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月31日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロケイに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレイヌドサーブルを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

4歳（2025年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は団野大成騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた14戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のトゥラッタッタに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月21日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧加矢太騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧加矢太騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた19戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。