ヴァンアグレアブル（2022年生、母マトリョーシカ）

ヴァンアグレアブル（2022年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心地よい風(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のルヴァンスレーヴ（当時7歳）と交配したマトリョーシカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴェーヌドールに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月30日、中6週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモジャスミンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2025年）

2月9日、中9週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月6日、中7週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プリンセッサに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月22日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイブリンクに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。