モンサルヴァート（2015年生、母トランプクイーン）

モンサルヴァート（2015年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オペラ『ローエングリン』に登場する聖杯を守護する父の居城の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したトランプクイーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月16日、デビュー戦はV.シュミノー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた3戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月15日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモラフェットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたノッテステラータ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月14日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウインスペリウスをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

10月27日、中1週で迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、未知の駒会会長杯（盛岡芝1000m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

4歳（2019年）

4月8日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（10戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（11戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（13戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。