エーシンシークルー（2006年生、母Sassy Das）

エーシンシークルー（2006年5月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋船員」。毛色は栗毛。種牡馬のCuvee（当時5歳）と交配したSassy Dasが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地23戦3勝2着4回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

13歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。14歳のとき、栄進堂から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

3歳（2009年）

4月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、伸びてきたショウナンアトム決め手に屈してアタマ差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のハートマンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったレッドハイヒールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月19日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフィールドチャペルを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

11月14日、中4週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月25日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のスピーディセイコーを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミスクリアモンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月17日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたロードバロック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月12日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月24日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長浜特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた22戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐世保特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた23戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた24戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンマロニエに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、ニッカン菊園特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のダイワレギオンに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月14日、中2週で迎えた26戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、神崎川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。