トーセンストーリー（2008年生、母アドマイヤバルド）

トーセンストーリー（2008年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋物語」。毛色は栗毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したアドマイヤバルドが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方36戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の晩秋特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3歳（2011年）

5月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた5戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のペガサスビビクンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦のプリンセス菜穂子賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したリュウシンアドに半馬身届かず2着となった。

12月13日、中8週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のクールドボーイに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアリューアレーヌに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2十三十四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったアースワンプリティに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた15戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、未来賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十一（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のサバンナをクビ差振り切って1番人気に応えた。

5月30日、中4週で迎えた18戦目は、深緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、トーホウビューティに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた19戦目は、緑風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のチェルビアットに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた25戦目は、晩秋特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のヴォワドランジュに1馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

12月5日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5歳（2013年）

1月7日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

2月26日、中6週で迎えた29戦目は、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた30戦目は、ありがとう!!中山富雄さん退職記念!!（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

4月1日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた32戦目は、2013 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、電光石火賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月11日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、さくらんぼ特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた35戦目は、五香特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月16日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、美浦の吟しゃり光一点（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の負けじ心を発揮して諦めることなく走り切り、3着を確保した。

8月7日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた39戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた40戦目は、帷子川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた41戦目は、義っちゃん退職おめでとう記念（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた42戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。