プリンセスベンチャ（1988年生、母キタノプリンセス）

プリンセスベンチャ（1988年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時8歳）と交配したキタノプリンセスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地4戦2勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月23日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシバノスパルタカスを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカフェロワイヤルに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。