コスモディナー（2021年生、母コスモミール）

コスモディナー（2021年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+夕食。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時13歳）と交配したコスモミールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金石牧場。2023年のクローバー賞(オープン)に勝利した他、2023年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテウメッサに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったエコロヴァルツに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月20日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカイコウに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦2勝）。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3歳（2024年）

2月10日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。