フクダイトウリョウ（2017年生、母インプレッシヴ）

フクダイトウリョウ（2017年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「副大統領」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時22歳）と交配したインプレッシヴが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。2020年の東海ダービー(地方重賞)で3着に入った他、2019年のゴールドウィング賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、リーディングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小菅誠によって604.8万円で落札された。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2019年）

6月11日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパー（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエムエスオープンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の若竹特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒーローニシキに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中7週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド第2戦（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第3戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第4戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリーソウルに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェネラルエリアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3歳（2020年）

1月23日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったツナグに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のユリカモメ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ダイユウニシキに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中1週で迎えた16戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、中0週で迎えた18戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、3歳戦のカルガモ特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた20戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4歳（2021年）

2月13日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた22戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた25戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、最後はメイショウカッサイと並んで3着同着となった。

5月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた28戦目は、アイチュウ6周年特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた29戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた31戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた32戦目は、ブーゲンビリア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた33戦目は、晩夏特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず最後はダイワリベラルと並んで7着同着となった。

9月16日、連闘で迎えた34戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた35戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた36戦目は、秋風特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、七五三特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。